今回は三菱シーケンサを使って、シーケンス制御で数を数える方法について紹介したいと思います。
生産設備でワークをの数を数えようと思ったけど、どうすればいいか分からず戸惑ったことはありませんか?
数を数えるのは実はそんなに難しくありません。
三菱シーケンサで数を数えるには、+P命令 もしくは INCP命令を使用します。
+P命令
+P命令は”+”と”P”を組み合わせた命令です。
+はそのままの意味で足し合わせる意味。
Pはパルス、つまり1スキャンだけONするという意味です。
要約すると信号がONしたら二つの数字を一度だけ足し合わせるという命令になります。
先ほどの回路を見ると、スイッチ1が押されたら、D100とD200に格納されているデータ同士を一度だけ足し合わせてD200に格納格納するという動きになります。
もともとD100に入っている数字が1だとして、D200に入っている数字が0だとします。
スイッチを押すたびにD200に格納されている数字は1ずつ増えていきます。
そして、D200が3になったとき、2行目の比較条件がONするのでY10が出力されることになります。
Y10に接続されているのが、ランプだとしたらランプが点灯します。
ちなみに+Pの”P”が無い場合(+のみの場合)は、ボタンを押している間に何回もスキャンが行われるため、
一瞬ボタンを押したつもりでも、D200には莫大な数が格納されることになりますから注意です。
INCP命令
INCP命令は”INC”と”P”を組み合わせた命令です。
+はそのままの意味で足し合わせる意味。
Pはパルス、つまり1スキャンだけONするという意味です。
要約すると信号がONしたらD200の中の数字を1だけ加算するという命令になります。
先ほどの回路を見ると、スイッチ1が押されたら、D200に格納されているデータに1だけ加算してD200に格納格納するという動きになります。
もともとD200に入っている数字が0だとします。
スイッチを押すたびにD200に格納されている数字は1ずつ増えていきます。
そして、D200が3になったとき、2行目の比較条件がONするのでY10が出力されることになります。
Y10に接続されているのが、ランプだとしたらランプが点灯します。
ちなみにINCPの”P”が無い場合(INCのみの場合)は、ボタンを押している間に何回もスキャンが行われるため、
一瞬ボタンを押したつもりでも、D200には莫大な数が格納されることになりますから注意です。
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