こんにちは、鈴です(´ω`)
今回は三菱シーケンサを使った一番簡単に作れるランプの点滅回路(フリッカー回路)を紹介したいと思います。
ランプを点滅させようとしたけど、タイマーをふたつ使わなければいけなかったり、意外と回路の量が多くなって混乱してしまった経験はありませんか?
今回の記事は
・とにかく簡単にランプを点滅させたい方
・難しい回路はちょっと・・・という方
・特殊リレーについて知りたい方
におすすめです。
Pick UP おすすめ【点滅回路】点灯時間と消灯時間をコントロールできる回路解説
一番簡単なランプの点滅回路
まずはラダー回路(シーケンス回路)を見てもらいましょう。
えっ!!?これだけ?と思った方もいるかもしれません。
でも本当にこれだけでランプの点滅(フリッカー)回路をつくることが出来ます。
先頭にあるSM413というのは三菱PLCに元々入っている『特殊リレー』というものです。
『特殊リレー』は専用の働きを持ったリレーで、今回は一定の周期でONOFFを繰り返すものを使用します。
今回回路で登場したSM413は『2秒間隔でONOFFを繰り返す』働きを持ったものになります。
ですから、この回路を組むだけでランプが2秒間隔でONOFFする回路が簡単に組めるわけです。
2秒間隔以外でランプを点滅させるには
2秒間隔以外でも特殊リレーを使用することが出来ます。
SM410は0.1秒のONOFFを繰り返す特殊リレーです。
この場合ランプは0.1秒の間隔で点滅をします。
SM411は0.2秒のONOFFを繰り返す特殊リレーです。
この場合ランプは0.2秒の間隔で点滅をします。
SM412は1秒のONOFFを繰り返す特殊リレーです。
この場合ランプは1秒の間隔で点滅をします。
以上で紹介したSM41〇はとりあえずランプを点滅させたい時に使用します。
本来は点灯が0.5秒で消灯が1秒という仕様であっても、回路の作成時間は限られている場合が多いですから、とりあえずの点滅に使うといいと思います。
ボタンを押している間だけランプを点滅させるには
回路はこちらになります。
SM410は0.1秒間隔でONOFFする特殊リレーでしたね?
そしてX0は押ボタンスイッチまたはセンサ入力の接点だと思ってください。
ふたつを直列に接続するだけで、入力がある間だけランプが点滅する回路ができました。
SM410のところを他のSM41〇に変更することで、別の周期で点滅させることが可能です。
SM410などの他にも特殊リレーはいろいろありますが、ここには書ききれませんので以下のサイトへ登録して、ご自身でマニュアルをダウンロードしてください。
登録
↓
ログイン
↓
ダウンロードタブ
↓
使用しているMELSECシリーズ(MELSEC Qなど)
↓
保守設計マニュアル の順で行けばダウンロード可能です。
まとめ
・ランプを簡単に点滅させるには特殊リレー(SM41〇)を使う
・ボタンやセンサ入力がある時だけ点滅させることも簡単
・特殊リレーについてもっと知りたい方は三菱FAサイトでマニュアルゲット
非常に簡単にできますからぜひ一度試してみてくださいね(´ω`)
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