今回はボタンを押すとランプが消灯、放すと点灯するB接点を使った回路の作り方を紹介したいと思います。
シーケンス制御を勉強し始めて、二番目に作るのがこの回路だと思います。
全ての回路を作るうえで、この考え方を理解していないと辛いところがありますので初心者の方は参考にしてみてください。
Pick UP 初心者向け ボタンを押すとランプが点灯するA接点を使った回路
この記事は
・シーケンス制御の勉強を始めたばかりの方
・B接点の使い方を知りたい方
・周りにシーケンス制御を教えてくれる人がいない方
におすすめです(´ω`)
ボタンを押すとランプが消灯する回路の回路図
回路図は以下のようになります。
【割り付け】
X10:押ボタンスイッチ
Y0:ランプ
ボタンを押したときの回路の状態
イラストで説明しますね。
イラストは指でボタンを押している状態です。
この状態のとき、回路図のX10の分部は下の図のように白くなります。
白くなると左右の線の間には電気が流れません。
ボタンを放したときの回路の状態
上と同様、イラストで説明しますね。
イラストではボタンの上に指がある状態ですね?この状態ではまだボタンが押されていません。つまりボタンが放された状態です。
この状態のとき、回路図のX10の分部は下の図のように青くなります。
青くなると左から右の線へ電気が流れることができるようになります。
このようにボタンを押したときだけ電気が流れるものをB接点と言います。
A接点とB接点の記号や違いについての解説はこちらから
ランプが点灯しているときの回路の状態
こちらもイラストで説明します。
下の図ではランプが点灯した状態です。
この状態のとき、回路図のY0は下の図のように青くなります。
青いときは電気が流れている状態を意味します。
ランプが消灯しているときの回路の状態
こちらもイラストで説明します。
下の図ではランプが消灯した状態です。
この状態のとき、回路図のY0は下の図のように白くなります。
白いときは電気が流れていない状態です。
回路全体の解説
ボタンを押していない状態のときは、以下の図のようにX10の分部が青くなり電気が流れることで、Y0のランプにも電気が流れ、ランプが点灯した状態になります。
ボタンが押された状態のときは、ボタンにもランプにも電気が流れていない状態です。
まとめ
・ボタンを放したら電気が通る
・ランプに電気が流れると点灯する
・ボタンが放されたときに電気が流れるものはB接点という
初心者の方向けにボタンを放すとランプが点灯する回路について説明させてもらいました。
今回の回路は基本的なことですが、ずっと使う大切なものになりますのでしっかりと理解をするようにしてくださいね(´ω`)!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました(´ω`)
Pick UP 初心者向け 自己保持回路ってどんなもの?
Pick UP 初心者向け 三菱シーケンサで一番簡単な点滅回路の作り方
Pick UP 練習問題シーケンス回路からタイムチャートを作る練習問題
Pick UP おすすめシーケンス制御の勉強用 おすすめ参考書&問題集
シーケンス制御 の勉強サポート!お気軽にフォロー・DMください。保有資格:職業訓練指導員免許(機械、電気、メカトロニクス科)特級技能士(機械)1級技能士(電気)!最近はRPAに興味があって勉強中!自己紹介ページはこちら→鈴さんの自己紹介
コメント