今回は生産設備で良く使用されるスイッチの種類や役割について説明したいと思います。
生産設備には押すタイプのスイッチやひねるタイプのスイッチまた押すたびに数字が切り替わっていくスイッチなどさまざまな種類がありますね。
今回の記事は
・生産設備で使用されるスイッチはどんな種類があるか知りたい方
・スイッチの種類が違うとどんな風に役割が変わるか知りたい方
・これから製造現場でオペレータや保全をする予定の方
におすすめです。
押ボタンスイッチ
押ボタンスイッチは名前の通り、指で押し込むタイプのスイッチです。
通常は指を放すと自動的に元の位置に戻ってきます。設備の起動ボタンやモード切替など、さまざまな用途に使用されます。
指で押す部分は分解すれば交換できるようになっているものも多くさまざまなカラーが選択できます。また内部にLEDが入っており、操作時に光るものもあります。
上記の丸形状のものは大きな操作盤に使われることが多く、下記の四角形状のものはコンパクトな操作盤に使用されることが多いです。
また、押すとロックされるものは設備の非常停止ボタンとして使用されます。
作業者に危険が生じた場合に押され、人間の意志がないと元の”ボタンを押していない状態”には復帰しないようになっています。ロック状態を解除するには時計回りに回すなどの操作が必要になります。
セレクトスイッチ
セレクトスイッチは『自動』『個別』のモード切り替えなどに使用されます。通常は指でつまんで操作できるものが使用されます。
第三者に操作されると困るものについては、以下のようにカギが必要なタイプもラインナップされています。
ロボットの操作ペンダントにも同じようなものが取り付けられており、ティーチングモード、オートモードなどを切り替えます。
上記の押ボタンスイッチとセレクトスイッチはA接点またはB接点、もしくはその両方を持っています。
サムロータリスイッチ
サムロータリスイッチは数字の上下にある+マイナスボタンを押すことで数字を切り替え、PLCに現在の製品品番などを伝える役割をします。
検出用スイッチ
検出用スイッチは設備内で製品パレットや型などが規定の位置まで移動できたかを確認する用途で使用されます。
他のスイッチと違い、人が操作するものではなく物が接触してON・OFFします。リミットスイッチ(LS)と呼ばれることもあります。
設備の起動スイッチとして使われる場合もあり、これは『ながらスイッチ』と呼ばれます。歩行しながらとか振り向きながら操作できることからこの名前がつきました。写真右端のものです。
まとめ
・スイッチと一言で言ってもいろいろな種類がある
・必要とされる用途に合わせて選定が必要
・それぞれのスイッチの正しい状態を知り、異常があれば上司に伝える
簡単ではありますがいろいろなスイッチの説明でした!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました(´ω`)!
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