タイマーの働きをオムロンのH3Yを使って解説!側面の記号についても説明 | シーケンス制御の部屋

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タイマーの働きをオムロンのH3Yを使って解説!側面の記号についても説明

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この記事は

・シーケンス制御の勉強を始めたばかりの方
・タイマーの働きを知りたい方
・ハード(実配線)シーケンス制御でお悩みの方

におすすめです!

今回はオムロンののH3Yというタイマーを使ってタイマーの働きや記号について解説していきます!

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タイマー(オムロンのH3Y)とは?働きと記号の見方について

皆さんもキッチンタイマーを使ったことがあると思います。

3分経ったことを教えてくれる便利なものですよね!

実は生産設備やプラント設備の中にある制御盤の中で似たような働きをしているのが、今回紹介するタイマーなんです。

鈴さん
鈴さん

タイマーがあることで一定時間経った後、ONするという制御が可能になるよ!

タイマー(オムロンのH3Y)の働き・役割とは?

タイマーの働きは時間を計ることです。例えばボタンを1秒押したらランプが点くだとか、ランプが点いた後、2秒経ったらランプを消すとか、そういった動きが実現できます。

またセンサーなどの入力信号が不安定な時にタイマーを使うことで安定させることが可能になります。

オムロンのH3Yの上面にはダイヤルが付いており、これを回すことによってタイマーの設定値を調査委できます。

鈴さん
鈴さん

タイマーの種類によって設定できる秒数が変わるよ!

タイマー(オムロンのH3Y)の側面にある回路図はなに?

タイマーの側面には回路図が載っていますが、オムロンのH3YにはA接点とB接点を持った回路が4系統入っています。

A接点とB接点を知らない方は下の記事で説明しています。

次に下図の9番、1番、5番の関係について説明します。9番はコモン端子と言って電気の流れの元になる端子です。9番と1番の関係はB接点、9番と5番の関係がB接点となります。

タイマーH3Yの9番5番1番の回路図

次に下図の左から2列目の図では、10番端子がコモンとなり、10番端子と2番端子の組み合わせがB接点、10番端子と6番端子の組み合わせがA接点となります。

タイマーH3Yの10番6番2番の回路図

次に下図の左から3列目の図では、11番端子がコモンとなり11番端子と3番端子の組み合わせがB接点、11番端子と7番端子の組み合わせがA接点となります。

タイマーH3Yの11番7番3番の回路図

次に下図の左から4列目の図では、12番端子がコモンとなり12番端子と4番端子の組み合わせがB接点、12番端子と8番端子の組み合わせがA接点となります。

タイマーH3Yの12番8番4番の回路図

次に一番左の回路図ですが、これはコイルを表しています。13番の端子に0Vを、14番の端子に+24Vをかけることでタイマーがカウントし、設定した秒数が経過するとB接点が離れ、A接点が接続されます。

オムロンH3Yの13番14番の回路図

タイマー(オムロンのH3Y)の裏面の番号の意味は?

この番号はソケットに挿したときのねじ端子番号の接続先を示しています。ソケットに挿すことで、Y端子のついた配線を簡単に接続することができるようになります。

タイマー裏面の端子番号

タイマーのソケットはどう見たらいいの?

タイマーの裏面の端子がこのソケットに挿さります。そして、内部で上下にあるビスへと分散されています。

リレーソケット(PYF14A)の上面の画像

ソケットが無かったらタイマーの端子に、線を1本ずつはんだづけしないといけません。ソケットに感謝ですね。

ソケットにも数字があります。奥側は下図のようになります。

オムロンリレーソケットの奥側端子番号

手前側の端子番号は下図のようになります

オムロンリレーソケットの手前側端子番号

ソフトでのタイマーは?

ソフト回路でタイマーを表す時は以下のように表現します。

ソフト回路でのタイマーコイルと接点
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タイマー(オムロンのH3Y)の働きと記号の見方まとめ

・タイマーは時間差をつけて信号を次の機器につなぐ働きがある

・タイマーにはA接点とB接点が入っていてコイルに電圧がかかり設定時間経つと切り替わる

・シーケンスソフトのタイマーは使用回数がほぼ無制限

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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