三菱PLC(QCPU)とパソコン(GX-Works2)で通信ができない場合の原因と対処法 | シーケンス制御の部屋

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三菱PLC(QCPU)とパソコン(GX-Works2)で通信ができない場合の原因と対処法

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この記事は

・三菱PLC(QCPU)とパソコン(GX-Works2)間でUSBケーブルでうまく通信ができない方
・今は特に困っていないが、将来的に読み出せなくなった場合の対処法を知りたい方

におすすめです!

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三菱PLCとパソコンが通信できない時の原因と対処法

ここでは三菱PLC(QCPU)とパソコン(GX-Works2)をUSBケーブルでつなぎ、通信をしようとしたときに、うまく通信ができない原因とその具体的な対処法についてまとめていきます。

原因1:パソコンにUSBケーブルが正しく挿さってない

USBケーブルが正しく挿さっていないと、当然ですが通信はうまくいきません。

よく初心者の方で見受けられるのは、USBソケットにケーブルを挿したつもりが、実はLANケーブル用のソケットに挿していた、というものです。

初心者以外の方でも、パソコンが変わったり、非常に焦っているときはやってしまいがちなので通信ができない場合はまずこれを疑ってください。

原因2:USBケーブルが断線している

USBケーブルが断線していると、これも当然の如く通信はうまくいきません。

よくあるのが、制御盤の扉と本体の間にケーブルが何度も挟まったり、ケーブルに気づかずにケーブルを押しつぶしてしまう例です。

断線してしまうとなかなか直すのには手間がかかるので、新しいものを買ってしまうのがお手軽かと思います。

フェライトコア付き(ノイズ低減効果有り)で5メートルのタイプが僕のお気に入りです。

原因3:接続先指定が正しく設定されていない

接続先がうまく設定されていなくても通信をすることができません。

GX Works2の接続先を設定する画面で、パソコン側インターフェース(I/F)がUSBに設定されているか確認してください。

GX-Works2の画面の左側下部の接続先→Connection1をダブルクリックすると

下図のような画面になりますので、シリアルUSB→USBのラジオボタンクリック→OKをクリックします。

パソコン側のインターフェース設定

シーケンサ直結設定のボタンをクリックすることでも、USB接続の設定にできます。

原因4:USBドライバが正しく認識されていない

USBドライバが正しく認識されていない場合も通信ができない状態になります。

パソコンのコントロールパネルからデバイスマネージャーを開き「ユニバーサルシリアルバスコントローラ」の「 > 」をクリックします。

すると下図のように、現在接続されているUSBデバイスが表示されるのですが、ここで

「MITSUBISHI Easysocket Driver」という項目がなければ、そのパソコンでは三菱PLCと通信を行うためのUSBドライバが正しく認識されていないということになります。

下記手順に従ってドライバを有効にします。

①パソコンとシーケンサ CPU を USB ケーブルで接続し,シーケンサ CPU の電源を入れる。

②画面左下のWindowsスタートアイコンを右クリックし、デバイスマネージャーを選択する。

③ユニバーサルシリアルバスコントローラの「>」をクリックする。

④「不明なデバイス」または「MELSEC」を右クリックして「ドライバーソフトウェアの更新」をクリック。

⑤ドライバーソフトウェアの更新画面で「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選択する。

⑥GX Works2 をインストールしたフォルダの “Easysocket\USBDrivers” を指定する。

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三菱PLCからラダー回路が読みだせない原因と対処法まとめ

この記事では

について紹介しました。

いつ通信がうまくいかなくなるとも限らないので、ここで紹介した原因と対処方法については頭の片隅にいれておくと良いかと思います。

鈴さん
鈴さん

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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