【初心者向け】自己保持回路ってどんなもの?動きを順番に説明するよ

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起動スイッチ離した状態

こんにちは。鈴さんです(´ω`)

今回はシーケンス制御においてとっても大切な自己保持について説明をします。

自己保持が理解できていないと、自動で動くような回路は組めないと言っても過言ではありません。

この記事は

  • シーケンス制御の初心者の方
  • 久しぶりにシーケンス制御について学ぶ必要がある方
  • 自己保持について悩んでいる方

におすすめです(´ω`)

自己保持とは

自己保持とはリレーが一度ONした時に、その状態を保持するときに使用します。

例えば電子レンジのスタートスイッチを想像してみてください。

食品を入れて扉を閉めて、スイッチを1度押せば後は自動で温めてくれますよね?

もしスイッチを押している間しかONしなかったらどうでしょう?

指が離せない=ずっとその場から離れられなくなります。

それはそれは不便でしょうがないのではないでしょうか?

それを解決するのが自己保持なんです(´ω`)

自己保持はシーケンス制御にはなくてはならない存在ですよ!

自己保持回路を図で表すとこんな感じです。

起動スイッチを押す前はこんな感じです(´ω`)

起動ボタンを押す前

青くなっているところは電気が通れるところです。

取消スイッチはB接点なので、何もしない状態で電気が通れる状態でいます。

A接点とB接点が分からない方はこちらで説明しています(´ω`)

そこで起動スイッチを押してみます。

すると、起動スイッチの分部が青くなって電気が通れるようになります。

起動スイッチを押した瞬間

起動スイッチと取消スイッチのところに電気が通ってY0のコイル(右端のやつ)がONします。

すると左下のY0のA接点(左下のやつ)がONします。

自己保持がONした状態

Y0のコイルとY0のA接点は同じタイミングでON・OFFすると理解しておいてください。

その後、起動スイッチを離してもY0のA接点とY0コイルが自分自身でONを維持する=自己保持します。

起動スイッチ離した状態

Y0は電子レンジの温め機能に繋がっているのでONする=温めが始まると考えてください。

どんな時に使うの?

自己保持はスイッチが押されるなどの条件が揃ったことを記憶する目的で使用されます。

条件は1つとは限らず、2つでもそれ以上でも大丈夫です。

1度条件が揃うとずっとONの状態を維持します。

この回路では電子レンジの温め機能がONし続けるんでしたよね。

起動スイッチ離した状態

1度条件が揃うとずっとONの状態を維持しますとは言いましたが、自己保持を切る条件が揃えばOFFします(´ω`)

自己保持を切る必要

どうしてせっかく成立した自己保持を切る必要があるのかを解説します。

先ほどの電子レンジの例で説明すると、

1度スイッチを入れて自己保持をかけた後、温めが始まりますよね?

その温めがずっと続いたらどうなりますか?

中に入れた食品が爆発してしまうのではないでしょうか?

これは非常に困ったことですね。

自己保持はどこかのタイミングで必ず切らなければいけません。

自己保持の切り方

自己保持を切るには通常、スイッチのB接点を使用します。

電子レンジで言うところの取り消しスイッチですね。

(扉の分部にもついています)

このボタンを押すことによって、自己保持を切ることが出来ます。

1度、自己保持が切れると今度はスタートスイッチを押すまで次の起動はかかりません。

先ほど自己保持していた図をもう一度出します。

Y0接点とY0コイルが自己保持しているんでしたね。

起動スイッチ離した状態

ここで取消スイッチを押します。

すると取消スイッチはB接点なので、電気が通らなくなります。

取消スイッチ押した瞬間

すると先ほどまで自己保持していた部分の電気の流れが遮断されて、自己保持が切れます。

取消ボタン押したまま

取消スイッチを離すと、最初の状態に戻ります。

起動ボタンを押す前

つまり必要な時にはONし続けて不要になったらOFFできる、なんとも便利なやつなんです(´ω`)

逆に取消スイッチのようなB接点を入れないとずっとONしているという危険な回路になってしまいますから注意してくださいね(´ω`)

電源を切れば確かにOFFしますが、毎回電源を切るなんて実用できではないですね。

まとめ

  • 自己保持はONの状態を維持してくれる便利なもの
  • 条件が揃ったことを記憶する役割がある
  • ずっとONしてたら困る場合は切ればいい

自己保持について理解はできたでしょうか?

質問等ありましたら、

メール→sequence_kentei@yahoo.co.jp

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最後までお読み頂き、ありがとうございました!