この記事は
・今までテスターを使ったことがないけど、これから使いたい方
・なんとなく今までテスターを使ってきたけど、基本を見直したい方
におすすめです!
今回はHIOKI(日置)製のテスターを使って説明していくよ!
テスターを使う前の準備のしかた(HIOKI製)
テスターで測定を行うためには、まずテスター側の設定や保護具などの準備が必要です。
ここではその設定方法や準備する必要のあるものを紹介していきます。
HIOKI製テスターの取扱説明書検索はこちら→HIOKIのマニュアル検索サイト
DT4221の取扱説明書はこちら→HIOKI製DT4221取扱説明書
テスターを使用する前の保護具の着用
テスターを使用する時は万が一の感電防止のために電気用ゴム手袋や電気用長靴、保護メガネなどの保護具を確実に着用してください。
測定ミスにより、テスターや機器が壊れてしまってもお金さえかければ元に戻りますが、人間の体の一部が損傷するとなかなか元通りには戻りません。
特に電気は目に見えないので「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」というその気の緩みが、文字通り命取りになりかねません。
テストリードと本体の接続
テストリードには黒色と赤色があります。またテスター本体にはCOM端子とV端子がありますが、どちらをどちらに繋いだら良いかご存じですか?
正解は
・COM→ 黒色のテストリードを繋ぐ
・V端子→ 赤色のテストリードを繋ぐ
となります!
導通チェックではそれほど大きな問題にはならないかもしれませんが、直流電圧測定など電気に極性がある時にはプラスとマイナスの極性が逆に出てしまうことになるので「COMは黒」と覚えておきましょう!
テストリードの断線確認
テストリードとが断線していると、当然ですが測定したい電圧、電流、抵抗、断線等が正しく測定できません。
1日の最初に使い始める前には必ず確認しておきましょう!
本体のロータリースイッチを回して、導通チェックレンジにします。
その後、テスト棒先端をショートさせた時、どうなるかで正常と異常を判断します。
正常→ 「ピー」と音が鳴り、抵抗値は0付近で安定する
異常→ 音がならない、抵抗値は0付近”以外”になる
異常の場合はテスト棒のリード(電線)に損傷がないか確認、新品に交換します。
また異常の場合はテスターを使用するのを中止し、上司や先生、詳しい人に判断を仰いでください。
測定物の電源を確実に切る
測定する対象が、設備や機器から切り離された単品の電線であれば問題ないです。
ただし、設備や機器付いたままの電線の導通確認・断線確認する場合は設備または機器の電源を確実に切ってください。
テスターを使う前の設定と準備について(HIOKI製)
この記事では
・テスター使用前にはしっかりと保護具を着用する
・テストリードは正しく本体と接続し、断線確認を行う
・測定物が電源や通電状態の場合は確実にOFFする
をお伝えしてきました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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