こんにちは。鈴です(´ω`)
今回は最近良く聞かれるようになってきたIoTについて初心者向けに分かりやすく解説したいと思います。
この記事は
・IoTって最近よく聞くけど、どんなものか全然分からない方
・工場で生産設備などの保全業務を行なっている方
・流行りに乗り遅れたくない方
におすすめです。
IoTってなんの略?どんなもの?
IoTは「Internet of Things」(インターネット オブ シングス)の頭文字を取ったものです。直訳すると「モノのインターネット」という意味になります。
もう少し噛み砕いて言うと、離れた場所にあるモノの状態を検知したり、そのモノを動かしたりすることです。ここで1つ例を紹介しましょう。
あなたも経験ありませんか?
「あれ?今日、家のカギ、閉めたっけ?」
これ僕結構やるんです笑 確認の為にわざわざ家に戻ることもありますが、そんな時は大概ちゃんと閉まってたりして、時間をムダにしてしまいます。
IoTが生活の中に浸透するようになれば、例え100キロ離れた土地にいてもスマートフォンやスマートウォッチなどを使って家のカギがちゃんと閉まっているかを確認できます。そして、もし空いていればその場で鍵をかけることもできるようになる訳です。
ここで注目して欲しいのは家のカギ自体がインターネットに接続されている点です。モノが自らインターネットにアクセスして情報を伝えているところがIoTの大きな特徴となります。
こうして僕たちの生活をより便利にする為に IoTは今後急速に発展していくと考えられています。
工場や生産設備ではどんな使われ方をするの?
それでは次に工場の生産設備でIoTがどのように使われるのか解説していきたいと思います。
1.生産設備の情報を収集
生産設備にはたくさんの機器が使われていますが、その中でもセンサーと呼ばれる機器から情報を集めます。具体的には空気圧シリンダに取り付けられたシリンダピストンの位置検知センサであるオートスイッチからの現在位置情報や、1回目のONから2回目のONまでにかかった時間などです。
この情報はPLCやデータロガー(データの記録機)と呼ばれる機器に格納されたり、データベースに保管されます。
2.情報の加工
収集されたデータはそのままでは分かりにくかったり扱いにくかったりするため、似た名前のものを集めたり、データ同士をくっつけたりしてデータ処理をしやすい状態にします。このことを「正規化」と言います。
情報はデータベース(蓄積・検索・更新などに便利なように整理された情報の集まり)に保管されます。このデータをビッグデータと呼ぶこともあります。
3.解析→問題点の予測
加工されたデータは専用のデータ解析システムによって参照され、解析されます。これによって生産設備や製品に関する問題点の予測を行います。この解析にAI(人工知能)が使われることもあります。
僕はこのデータ解析に使われるAIを開発したくて、Pythonと言うプログラミング言語を勉強しています。もちろん統計学や分析手法の知識も必要にはなりますが、現場で良く使われるなぜなぜ解析等より『客観的な情報』を得ることができるのではないかと期待しています。
4.見える化
解析の結果を設備の管理者に分かるように見える化を行います。異常と正常の境目となる閾値(しきいち)を超えたら、管理者のスマートフォンなどの端末に通知を出したり、ランプやブザーなどで知らせたりします。
また、故障が起こった後でも今まで蓄積してきたデータを使用して、故障した要因を解析したり、データ同士の相関性(影響の与え合い)を知ることができます。人が『まさかソコとソコに繋がりがあるとは思わなかった』と思うようなことも分かるかもしれません。
結局IoTってどんなものなの?
・生活を便利にすることができる
・たくさんのデータを収集→加工→解析→問題点の見える化する
・AI(人工知能)が活用される
・人間には見つけられない問題が見えるようになる
IoTによって私たちの生活がより便利になって行くことを期待します。また時代の波に飲まれない為に、これを読んだ皆さんもある程度の知識をつけておくべきではないかなと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました(´ω`)!
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